7月開催「令和3年度京都市障害者雇用促進アドバイザー派遣等支援事業オンライン(ZOOM)説明会」の動画公開のお知らせ

令和3年7月15日(木)午後2時00分から開催しました,「京都市障害者雇用促進アドバイザー派遣等支援事業」オンライン(ZOOM)説明会を動画で御覧いただけます。

【注意】この動画はファイルサイズが840 MB (881,797,310 バイト)ありますので,スマートフォンで再生されますと,データー容量がなくなってしまう場合がありますので,Wi-Fi環境のある場所で御覧になることをお勧めいたします。

動画

詳細

  • 挨拶(5分程度)

    京都市保健福祉局障害保健福祉推進室 須蒲企画課長

  • 事業説明(5分程度)

    京都市保健福祉局障害保健福祉推進室 (就労支援係長)桝田課長補佐

  • パネルディスカッション・事例紹介(80分程度)

    テーマ「多様な課題に寄り添う企業交流型OJT」(pptx, 842KB)
    ※ 本事業で派遣予定のアドバイザー(約20名)から4名の方に,パネリストとして登壇いただいた。

    • 事例発表1

      「障害のある人と地域企業でつくるソーシャルグッドが目指す”働きがい”のある仕事」
      株式会社 ボーダレス・ジャパン バックアップスタジオ 高橋 亮彦 氏

    • 事例発表2

      「個別意見交換で発達障害のある大学生の”働きがい”のある職域開拓」
      京都大学 学生総合支援センター 准教授
      (障害学生支援ルーム・チーフコーディネーター) 村田 淳 氏

    • 事例発表3

      「障害のある人の多様な仕事と多様な働き方を実現する職場」
      京都奉製 株式会社 常務取締役 株式会社 スミレ 代表取締役 疋田 愛 氏

      ミニコーナー/アドバイザーによる公開デモンストレーション
      (地域企業の具体事例についてアドバイザーによる実際の支援を公開で実施)
      地域企業/北野界わい創生会(有限会社 とりゐ)代表 鳥井 光広 氏

    • 事例発表4「アート×デザインで障害のある人の”働きがい”のある仕事の創出」
      医療法人清明会
      障害福祉サービス事業所PICFA(ピクファ) 施設長 原田 啓之 氏
    • ファシリテーター/公益財団法人 日本障害者リハビリテーション協会 研修課長 那須 里美 氏
      (総合司会/京都市保健福祉局障害保健福祉推進室 就労支援担当 田中)

ご挨拶

 本日は,「障害者雇用促進アドバイザー派遣等支援事業」に係るオンライン説明会に御参加いただき,誠にありがとうございます。

 ただいま御紹介いただきました,京都市 保健福祉局 障害保健福祉推進室 企画課長の須蒲でございます。主催者を代表して,一言,御挨拶を申し上げます。

 まず初めに,新型コロナウイルス感染症について,全国的に感染者の方がおられる中,京都市においては,感染者拡大を抑制する取組として実施していたまん延防止等重点措置を7月12日で解除しました。

 しかしながら,「夏のリバウンド防止徹底期間」を8月1日まで設け,引き続き感染再拡大防止に向けた実践を行っていただきますよう,御理解,御協力をお願いいたします。

 さて,京都市では,「障害者雇用促進アドバイザー派遣等支援事業」については,障害者雇用等の拡大に意欲があり,雇用等に向けて具体的に検討を進める地域企業に対し,当該企業が雇用を進めるうえで抱えている課題の抽出や分析,これに対する解決策等についてアドバイスやコーディネートを行う就労支援の専門家(「アドバイザー」)の派遣等により,支援することを目的として,平成23年度からスタートしております。

 昨年度(令和2年度)は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から事業実施を見送りましたが,それまでの9年間で,19事業者が事業を活用され,32人の障害のある人の雇用を実現してまいりました。

 今年度から,障害のある人の雇用やアルバイト,在宅就労,請負やフリーランス,個人経営など多様な働き方で一緒に働きたいと考える企業の皆様にご活用いただける事業として事業内容をリニューアルしました。

 本日は,この後,事業説明に続いて,本事業にお力添えいただく予定の約20名のアドバイザーの内,4名のアドバイザーから,事例紹介や効果的な事業の活用方法について御議論いただくパネルディスカッションを用意しています。

 障害のある人の雇用を考えるにあたり,雇用主である企業を取り巻く事業環境は,長期化するコロナ禍で大きく変わっておりまして,また,消費者の行動と価値観が大きく変化したと言われています。

 今後の消費行動は,特定の瞬間・場所・人でしか経験できない価値を求める「トキ消費」と,商材の社会・文化的な価値(イミ)を理解・共感して購入にいたる「イミ消費」の二つの傾向が高まると予測されているそうです。

 いずれの消費につきましても,ストーリー性のあることが,行動のきっかけの一つになると言われています。

 このような状況に対応して,企業の中には,事業目的や存在意義を再認識し,その社会的価値を説得力のあるブランドストーリーとして伝えるために,ブランドに関わる人材といたしまして,女性,高齢者,外国人の方等と同じように,障害のある人の適性を活かした仕事づくりに新規事業の構想段階で取り組まれる企業も増え始めているとお聞きしております。

 本日御参加の皆様におかれましては,本説明会の内容をヒントに従来の障害者雇用に捉われない自由な発想で,本事業を積極的に御活用いただき,さらには,障害のある人の働きがいのある仕事の創出とサスティナブルな企業経営の双方に生かしていただけたら幸いです。

 本取組が,今後の障害者雇用の推進の一助となることを祈念いたしまして,私の挨拶とさせていただきます。どうもありがとうございました。

事業説明

 令和3年度障害者雇用促進アドバイザー派遣等支援事業について

 本事業につきましては,平成23年度から,障害のある方の雇用について意欲的な企業等に対しまして,アドバイザーの派遣費用を補助する事業として,年度内の雇用を前提とし,一人のアドバイザーが通年支援するといった形態で事業を実施してまいりました。

 雇用実績につきましては,平成23年度から令和元度までの9年間で,延べ32人の障害のある人の実績があります。

 申請した19事業者中12事業者が,障害者雇用率の対象ではない従業員数43.5人以下の地域企業にご活用いただきました。雇用率にとらわれず,障害のある人を戦力として迎え入れたいというお気持ちの現れではないかと思われます。

 業種としましては,製造業務,サービス・メンテナンス業務,事務業務がございますが,そのほかとしまして,京都らしい分野として,京ローソクの絵付師や京鹿の子絞の絞り職人といった伝統産業の職人さんや,花壇苗の管理といった農業の担い手など,多岐に渡る仕事で活躍いただいております。

 また,平成27年以降に雇用した人を調査したところ,9割の方が定着されておれまして,また,本事業の終了後に,2人目を採用されるなど,前向きなお話もお聞きしております。

 このように一定の成果を上げてまいりましたが,一方で,本事業が,年度内に雇用しなければならない点など,企業にとってハードルが高い条件があったこと,また,障害のある方の雇用を進めるうえで雇用を進めるために解決すべき自社の諸課題について,専門家のアドバイス等を受けながら検討を進めたいといった企業のニーズも明らかになってまいりました。

 そういったニーズにお応えするために,令和3年度からは,このようなニーズにお応えすべく,事業をリニューアルし,年度内の雇用を目指す補助金事業を改めまして,個別の課題に応じて,複数のアドバイザーをコーディネートし,アドバイスを受けることができるオーダーメイド型の事業といたしました。

 申請は通年可能です。雇用に向けた検討に御活用いただきますが,年度内雇用がマストにはなっておりませんので,あらかじめ御了承ください。

 費用につきましては,アドバイザー派遣費用は本市が負担しますので,企業の皆さんの費用は無料となっております。対象となる企業さんは,本市の区域内に本店又は主たる事務所を有する地域企業の皆さんです。アドバイザーの派遣は,1回あたり,対面かオンラインで2時間アドバイスを受けられます。利用回数は1申請で10回までの派遣を予定しております。実施期間は,令和3年3月31日までとなっており,期間内に派遣を完了することとなっております。

 詳しい申請方法は,ホームページ等で御確認いただけますが,まずは,申込書をご記入いただくことからスタートとなりますが,どう書いてよいかわからないなどございましたら,まずは障害保健福祉推進室までお気軽に御相談ください。

 雇用が難しいけれど,障害のある人にお願いしたい仕事がある,障害のある人の仕事を一緒に作りたいといった場合にも御相談いただけますので,ぜひ御相談ください。

 具体的な活用方法については,この後に紹介します事例や,パネルディスカッションのお話を参考にしていただけたらと存じます。

 それでは,積極的なお申し込みをお待ちしております。

 説明は以上です。ありがとうございました。

申請先/お問い合わせ

京都市障害保健福祉推進室 就労支援担当(担当:田中)
〒604-8006
京都市中京区河原町通御池下る下丸屋町394番地 Y・J・Kビル3階
TEL.075-222-4161 FAX.075-251-2940
メールアドレス syogai@city.kyoto.lg.jp